祇園精舎の鐘の音 ・・ 琵琶を弾きながら「平家物語」を語るのを「平家琵琶」と言い、鎌倉時代に始まったと言われています。 「平家物語」を琵琶の伴奏で語る音楽のことを「平曲」と言います。伴奏と言っても語りと一緒に奏されることはあまりなく、主に間奏や合の手として奏されます。 この平家琵琶は柱の位置や数など、幾ヶ所の相違を除いて雅楽に用いる楽琵琶と構造は同じですが、大きさは小形で全長が約85cm、撥は楽琵琶よりも大きく広く角張っています。四絃五柱が一般的です。